3. 現在のSEO
1. EEAT
Googleが検索品質評価ガイドラインで伝えられている「EEAT」と略される「Expertise(専門性)、Experience（経験）、Authoritativeness（権威性）、Trustworthiness(信頼性)」の理念に基づいたコンテンツの信頼性担保が重要視される。
2. モバイルファーストとSEO
スマートフォンの普及によって、検索エンジンも進化を続けておりGoogleは2015年以降、モバイル版サイトの最適化を重視し始め、いわゆる「モバイルファーストインデックス」を導入し、モバイル対応のwebページを優先的に評価するというもので、スマートフォンでの閲覧性がそのままSEOに直結するようになった。
3. コアウェブバイタル
ページ読み込み速度やユーザー体験が直接検索順位に影響を与えるようになった。
4. AIとSEO
検索アルゴリズムのAI化が進み、「RankBrain」や「BERT」により、検索エンジンの精度が高まっている。ユーザーの検索意図をより深く理解する仕組みが導入されているため、一層複雑で高度なSEO対策が求められるようになる。
5. ゼロクリック検索
ゼロクリック検索とは、ユーザーが検索エンジンの結果ページで直接求める情報を得られる検索のことを指します。例えば、Googleの「強調スニペット」や「ナレッジグラフ」、ローカル検索の店舗情報などがこれに該当し、ユーザーがウェブサイトを訪問せずに解決できる仕組みです。特に、音声検索の普及もゼロクリック検索の増加を後押ししています。この傾向により、サイトのクリック率が低下する可能性がありますが、対策として、強調スニペットを狙ったコンテンツ作成やローカルSEOの強化が重要になります。ゼロクリック検索の時代に対応し、検索結果での可視性を高めることが求められています。
SEOの施策
SEOの施策は大きく分けて3つに分類できます。
1. 内部施策
・キーワードの最適化
・HTMLタグの最適化
・サイト内リンクの最適化
・スマートフォン最適化
内部施策とは、現在のWebサイトの仕組みを修正することです。Webページは主にHTMLという言語で構築されていますが、検索エンジンロボットが理解しやすい形にするために修正が必要です。
2. コンテンツSEO
・検索ニーズに合わせたコンテンツの企画・施策
・商品/ブランドの接点としてのコンテンツ企画
・古くなったページのメンテナンス
・サイトやページの信頼性の向上
コンテンツSEOは、検索ニーズに対応するコンテンツを作成し、質の高いページを提供することを目指します。
3. 外部施策
・WebページのPRによるリンク構築
・自然発生的なソーシャルリンク構築
外部施策では、他のサイトからのリンク獲得が重要です。